新規登録

「そんな薬飲みたくありません」

副作用はどこまで伝えたらいいのか?

2019年05月23日 09:52

ウィズサポ/株式会社ジョヴィ
川村 和美

患者さんの望みに応えるか、医師の指示に従うべきか...。"倫理的判断"に迷う場面においては、直感に頼らずそのケースをさまざまな側面から幅広く検討し、より望ましい決定をするというプロセスが重要になります。

次のケースに遭遇した場合、あなたならどう考えますか?

「そんな薬飲みたくありません」
またその話.png

私は、勤務3年目の病院薬剤師(27歳)です。

薬剤師には情報提供義務があるため、すべての副作用について一通り伝えることにしています。ところがある日、服薬指導を担当したGさん(61歳、女性)に処方された薬の副作用について説明をしていると、「そんな恐ろしい薬は飲みたくありません!!」と言われてしまいました。すぐに服薬の必要性を懸命に伝えましたが、「結構です」「もういいですから」と取りつく島がありません。

主治医より説明してもらって、何とか服薬に至りましたが、この一件から、薬剤情報の提供に自信がなくなってしまいました。

あなたなら、今後の服薬指導についてどのように考えますか?


イラスト1.jpg

あなたならどうしますか?

a_02.jpg情報提供は薬剤師法に規定された義務であるため、今後もすべての副作用を包み隠さず伝え、服薬を拒否する患者が現れたとしても、それは仕方がないと思う。
b_02.jpg不安を与えないよう言葉を選んだ副作用の説明を心がけ、問題になったときには今回のように主治医と連携して何とかしてもらう。
c_02.jpgより多くの患者に該当する可能性のある、発現率の高い重篤な副作用の初期症状に限って、今後は伝えるようにする。
d_02.jpg患者が主体的に服薬してくれるよう、効果を過大に、副作用を過小に伝えるという工夫をする。

e_02.jpg患者の服薬拒否を回避するため、副作用については極力触れないようにし、これからは用法用量を中心とした説明にする。

あなたは、何番を選択しましたか?あるいは、別の方法を考えたでしょうか。このケースを考える上で大切な、5つの視点から解説していきます。
※(関連記事)倫理的に判断するための5つの視点とは?

ファーマトリビューンウェブに登録すると記事全文を無料でお読みいただけます。

はじめての方

今すぐ登録(完全無料)

会員の方はこちら

ログイン
1 2
トップに戻る