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これがハイパーパパママ薬局流小児ケアと子育てだ!

2019年06月20日 10:30

 みどりや薬局 清水雅之

 

 皆さん、こんにちは。ハイパーパパママ薬局薬剤師の清水でございます。

 前回、認知症カフェや包括支援センターとの連携など、高齢者向けに実施している活動についてお話させていただきました。人口に占める65歳以上の割合が3割を占める島田市において、地域の健康を維持する薬局としての活動の対象の多くはどうしても高齢者になりがちなのですが、小児ケアと保護者の方へのサポートも重要です。今回は、小児患者への当薬局での対応を中心に、遠隔地の薬局との連携、エピソードも合わせて紹介します。

 また、家族経営の薬局だからこそ知ることができたのですが、薬局での子育ては地域活動に大きく影響します。これについても、少しお話させていただきます。

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今回ご紹介すること・・・

  • ・子育て世代へ提案する14の薬局活用法
  • ・来局や調剤の時間は柔軟に
  • ・医師との連携、薬局の提案力を生かす
  • ・ 薬の容器や分包方法など個人的な要求にも対応
  • ・ 子育て支援センターでおくすり講座
  • ・ アレルギー患児引き継ぎに見出した見習うべきプロ意識
  • ・薬局での子育て
  • ・緊急告知!! ドーピングガーディアン×カナダ薬剤師コラボ企画

098599.png 子育て世代へ提案する14の薬局活用法

 薬局に来られる小児の患者さんやそのご家族は、とても忙しそうです。幼稚園、保育園、小学校からはケガや病気による受診勧奨の連絡が来ますが、特に共働き世帯のご家庭においてはとても負担になっているそうです。生活や保育、仕事の環境などによって用法通りに薬を使用するのが困難であるといった相談も多くいただきます。

 このように、さまざまな悩みや苦労を感じておられる保護者の方に向けて、私たちの薬局では、ささやかながら14項目の提案をさせていただくことがあります。

 具体的には、下図の『私の思う健康サポート薬局活用法』を印刷してお配りしています。


私の思う健康サポート薬局活用法02_PT改.jpg(清水雅之氏提供)

098599.png 来局や調剤の時間は柔軟に

 

  • 1. 忙しいからお薬をつくっておいて!あとで取りに来るから!
  • 2. 忙しいからお薬をつくって、おうちまで届けて!
  • 3. 家から出たくないから、処方せんをFAXで送りたい


 これらのご要望に対しては、ほぼ完全に薬局でお受けし、多忙な保護者の方にはご好評を頂いています。私たちにとっても、待合室でお待ちいただくより、調剤の時間を十分に取れるのでありがたいです。保護者の方に「病状や、今後のケアなどについて相談がある」と持ちかけられたら、薬局があまり忙しくない時間帯に薬の受け取りに来ていただいたり、ご自宅にお薬をお届けした時に時間を取って、お話をしています。

098599.png 医師との連携、薬局の提案力を生かす

 

  • 4. 医師に1日2回にしてほしいと言ったのに3回になってる
  • 5. お願いしたはずの薬が出てない
  • 6. 粉薬は苦手だからシロップにしてほしい
  • 7. シロップは苦手だから粉薬で欲しい
  • 8. 抗生剤だけで飲むといつも下痢するんだけど
  • 9. その他なんでも、医師に言うのを忘れた


 4~9に関しては、医師や病院などとの連携や、薬局からの提案力が生かせるかと思います。

 保育施設などによっては、施設の規定により服薬や薬の使用が制限されるケースが少なからず存在します。例えば、保育士による服薬やお薬の使用を行わないと決めている保育園があります。こうした施設に通う小児に対し、1日3回服用の必要がある薬が処方された場合、医師へ疑義照会という形で提案することもあります。また、1日4回点眼の目薬は、無理に幼稚園や小学校で使用しなくても「朝」「出かける前、もしくは帰ってすぐ」「夕食後」「寝る前」の点眼を勧めます。薬によっては自宅にいる時間に使用することで十分な効果を保てるものもあります。

 その他、今ある症状を気にするあまり常用している薬の処方漏れが起きてしまった場合や、剤型や味が苦手で飲みにくいなど、診察時に医師に言えなかったことも、必要に応じて疑義照会などで対応しています。薬の味や剤型の得意不得意であれば、オブラートを使用したり食品に混ぜたりして、薬剤師の知識で解決できるものもあります。

098599.png 薬の容器や分包方法など個人的な要求にも対応

 

  • 10.スポイトがほしい。小さいカップがほしい
  • 11.軟膏入れる容器の予備、持ち歩き用がほしい
  • 12.シロップの脇のメモリで量るの面倒くさいから1回○mlにして
  • 13.兄弟がいるから薬の分包に名前を色分けして印字してほしい
  • 14.説明はいつもの薬剤師がいい!


 10~14に関しては、薬局によって無料、有料の違いがあるかもしれませんが、私たちは原則、無料で対応しています。

 例に挙げた14項目への対応は、薬局として当然のことですが、このような提案をすると「こちらの薬局ではこんなこともしてくれるんですか!?」と驚かれることがあります。これは、私たちが当たり前だと思っている「薬局の役割」を、多くの方が知らないという事実を示しているのだと思います。

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