新規登録

所得は血糖管理に影響する

医療格差を考える

2019年09月06日 08:00

北里研究所病院 糖尿病センター長 山田 悟

研究の背景:日本でも深くなる社会の分断

 先ごろの参院選では争点にはならなかったが、世界的には社会の分断や格差が問題とされているようである。米国と異なり、民族や宗教での分断を感じにくい日本ではあるが、所得、世代、地域、性別など社会のいたるところに無数の分断があるらしい(佐藤優ら『分断社会ニッポン』朝日新書、2016年)。今年(2019年)4月26日のNHK「おはよう日本」においても、平成の時代に高所得者、低所得者が増え、中所得者が減ったことが報道されていた(下記関連リンク参照)。残念ながら、所得におけるわが国の分断は深くなっているらしい。

 そしてこのたび、カナダ・トロント大学のグループが、所得が血糖管理に与える影響について検討し、英国糖尿病学会の機関誌Diabet Med2019年6月14日オンライン版)に報告した。わが国でも他人ごととは思われず、ご紹介したい。

◎この記事のポイント

  • 研究のポイント1:カナダ・オンタリオ州の糖尿病患者のデータを解析
  • 研究のポイント2:収入が低い群ではHbA1cが高い
  • 私の考察:わが国でも医療費を考慮した治療選択が必要かも

ファーマトリビューンウェブに登録すると記事全文を無料でお読みいただけます。

はじめての方

今すぐ登録(完全無料)

会員の方はこちら

ログイン
トップに戻る