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これからの薬剤師は他職種にアピールを

介護職として薬剤師へメッセージ

2019年12月26日 10:00

これからの薬剤師は他職種にアピールを

 在宅患者さんのお役に立ちたくて、在宅専門薬局を立ち上げたのが2009年11月。1人薬剤師 兼 ケアマネとして奔走し、在宅活動を通して地域のさまざまな人との繋がりを作ってきました。現在は「街角相談薬局」という立ち位置で頑張っています!

※在宅専門薬局としての活動記はコチラ【まだまだつぼみだけど・・・

つぼみ薬局 角山美穂

 

 つぼみ薬局を開局して10年目。この節目に連載も残り4回で最終回を迎えることになりました。薬剤師の皆さんにこのコラムを通して伝えたいメッセージを4回に分けて綴ります。

 という事で、今回は『介護職(他職種)から見た薬剤師』について…。

ケアマネ、そして薬剤師として在宅に関わり

 つぼみになった当初は「薬剤師はどうやったら在宅へ呼ばれるの?」という質問をよく受けました。10年前には、あちこちの薬剤師会主催で『居宅療養管理指導』を算定する為の厚生局への届け出方から、算定要件としての契約書の書式、計画書や報告書の書き方の研修が盛んな時期だったように記憶しています。これらを熱心に学んでもどこからも声がかからない…、という嘆きだったのでしょうか。

 実際に訪問してもその業務内容を「玄関先まで薬を届けるだけでは宅配」と評価する声が時に聞こえ、「このままでは薬剤師は連携の輪に入らなくてもいいわ」と言われかねないなあ…、と嫌な思いをしたこともありました。

患者に触れることがほとんどない医療職

 在宅で患者本人に触れることのほとんどない職種は『ケアマネジャー』と『薬剤師』で、ケアマネは別としてこの事が大きいのかなぁと感じています。

 訪問時、バイタルチェックが必要と思われる患者さんの血圧、酸素飽和度、体温を測定することもありますが、ヘルパーさんや看護師さんのようにオムツ交換を行ったりマッサージを施行したりの手当て、医師のように患部に手を当てて診察することは、当然ですが行いません。

他職種の目を意識して 

 この穴を埋めるための努力は、『薬学的管理指導計画を策定し、患家を訪問して、薬学管理、服薬指導、服薬支援、薬剤服用状況及び薬剤保管状況の確認等の薬学的管理指導を行い、当該指示を行った医師に対して必要な情報を文書により提供する』と謳われている、法に基づいての在宅業務として行います。これらは患者さんやその家族は別として、関わる他のサービス職種にはなかなか見えてこない内容です。

「薬剤師は家に来て何をしてるんだろう」これが率直な他職種の感想で、これを大いに意識して『目に見えるアイテム』例えば、衛生材料の情報提供や服薬状況等の患者情報を共有する等で、見ているであろう他職種の目を大いに意識しながら業務に当たる必要があると感じます。

【コラムコンセプト】

ケアマネとしても薬剤師としても在宅活動を長く続けてきた筆者が、地域包括ケアの中でどのように薬剤師として貢献していくか、日々のエピソードとともに綴っていきます。

【角山美穂 プロフィール】

2009年11月、「在宅専門薬局」と言う想いでつぼみ薬局を開局。当初は、併設した「つぼみ薬局居宅介護支援事業所」の介護支援専門員として居宅を訪問したり、「つぼみ薬局」の訪問薬剤師として活動。現在は「街角相談薬局」という立ち位置で活動中。

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