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薬剤師さん、もっと踏み込んで!

薬剤師から、全国の薬剤師さんへ

2019年12月30日 10:00

薬剤師さん、もっと踏み込んで!

 在宅患者さんのお役に立ちたくて、在宅専門薬局を立ち上げたのが2009年11月。1人薬剤師 兼 ケアマネとして奔走し、在宅活動を通して地域のさまざまな人との繋がりを作ってきました。現在は「街角相談薬局」という立ち位置で頑張っています!

※在宅専門薬局としての活動記はコチラ【まだまだつぼみだけど・・・

つぼみ薬局 角山美穂

 いよいよこの連載も最後になりました、予告通りチョット上から目線で『これからの薬局薬剤師のあり方について私なりの想い』で締めさせていただきます。結論から言うと『薬局薬剤師は調剤した薬の使用には責任を持つ!』です。

頼られる手応えに背を押されて

 昨今の薬局事情は『患者のための薬局ビジョン』にも謳われているように薬剤師・薬局が地域包括ケアシステムを担う一員として、服薬情報の一元的・継続的な把握や在宅での対応を含む薬学的管理・指導等の機能を果たすことを求められています。

 当薬局は、面分業の薬局という立ち位置なので、近隣の『つぼみ教』信者の患者さんはどちらの医療機関へかかっても処方箋を持ち込まれます。なので、患者さんがどこの病院へかかり、薬をどのように使用しているかは、長年、会話を書き溜めた薬歴を見ればすぐに分かります。時に本人より把握していることがある程です。

高齢の患者さんの服薬状況が怪しくなったと感じたら家に出向き、薬の保管状況、残薬の確認を行います。本人の了承を得て主治医に結果を報告し、服薬時点を簡素化してもらい、処方通り服薬する為にはどうしたらいいのかを、家族・介護事業者を巻き込んで相談します。また、その際『第1回人生会議』と題してアドバンス・ケア・プランニング(ACP)に基づくその方の想いを関わる人が知っておくことも重要と感じます。

 ここまで立ち入ることができるようになったのは、自分自身が年齢を重ねた、地域ケア会議で他職種の方との顔が繋がっているという理由もありますが、一番には、頼りにされているという手応えに背中を押してもらっているからかなあ~と分析します。

『薬局窓口で薬を渡しておしまい』と思っていた若かりし頃には、現在私が行っている日常業務は想像もつきませんでした。でもこうした私の日常業務も、これからはますます厳しい目で評価されるのでしょうね。これからを担う薬局薬剤師の何かの参考になれば…。薬剤師人生も30年以上になり、そろそろ自身の落としどころを模索し始めたおせっかいな街角相談薬局のおばちゃんからのエールです。

【コラムコンセプト】

ケアマネとしても薬剤師としても在宅活動を長く続けてきた筆者が、地域包括ケアの中でどのように薬剤師として貢献していくか、日々のエピソードとともに綴っていきます。

【角山美穂 プロフィール】

2009年11月、「在宅専門薬局」と言う想いでつぼみ薬局を開局。当初は、併設した「つぼみ薬局居宅介護支援事業所」の介護支援専門員として居宅を訪問したり、「つぼみ薬局」の訪問薬剤師として活動。現在は「街角相談薬局」という立ち位置で活動中。

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