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アビガン中間報告、有効性は慎重に解釈必要

尿酸値上昇や肝障害などの副作用目立つ

2020年06月03日 10:00

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療候補薬として有望視されている抗ウイルス薬ファビピラビル(商品名アビガン)について、藤田医科大学は昨日(5月26日)、COVID-19患者に対する観察研究の中間報告を日本感染症学会の公式サイトで発表した。投与開始から14日目に軽症患者の88%、中等症患者の85%で改善が見られた一方で、重症患者では60%にとどまった。転帰入力時点での致死率は重症例では32%に上り、高齢者で顕著に高かった。COVID-19は8割以上が軽症で自然軽快する例も多いため、同薬の有効性について「慎重に結果を解釈する必要がある」と結論している。また、副作用としては尿酸値上昇・高尿酸血症や肝障害といった既知のものが多く見られた。なお、ファビピラビルは5月中の承認を目指していたが、加藤勝信厚生労働大臣は臨床研究や治験を継続する方針を示しており、承認は6月以降にずれ込む見通しだ。

◎この記事のポイント

  • 投与患者約2000例を解析、半数に糖尿病などの基礎疾患
  • 重症例への効果は6割、経過不良例も多く
  • 16%で高尿酸血症・尿酸値上昇、7%に肝機能障害を報告

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