炎症性の自己免疫結合組織疾患であるエリテマトーデス(LE)は、薬剤使用に関連して発症する場合があることが、これまでに症例報告や疫学研究で示唆されていたが、系統だった研究は行われていなかった。デンマーク・Gentofte University HospitalのJeanette Halskou Haugaard氏らは、同国の全国患者登録データに基づくシステマチックな薬剤スクリーニングの結果、これまで報告されていない複数の薬剤と全身性LE(SLE)および皮膚LE(CLE)発症に有意な関連が示されたとJAMA Dermatol(2020年9月2日オンライン版)に報告した。
◎この記事のポイント
- システマチック研究はなかった
- フェキソフェナジン、レボチロキシン、メトクロプラミドなど
- 最新の薬剤情報に通じるとともにバイアスも意識を