ホルモン避妊薬で喘息重症化リスクが低減
英・8万例17年間追跡のコホート研究
2020年12月11日 11:00
プロゲステロン単独を除くホルモン避妊薬が、生殖年齢の女性喘息患者における喘息重症化リスクを若干低減させることが示された。スウェーデン・University of GothenburgのBright I. Nwaru氏らは、英国のプライマリケア・データベースを用いて16~45歳の女性8万例超を17年間追跡した後ろ向きコホート研究の結果をThorax(2020年11月23日オンライン版)に発表した。喘息発症後の生殖年齢女性において、ホルモン避妊薬が喘息の転帰に及ぼす影響を検討した縦断研究では最大規模のもの。
◎この記事のポイント
- 女性ホルモンが喘息症状に影響
- 喘息女性8万人超を17年間追跡
- 合剤の長期使用でリスクが微減
- 喘息の性差は思春期と関係