
男性では加齢に伴いテストステロン値が低下するが、テストステロンの減少は血管内皮機能の低下に関連することが報告されている。オーストラリア・University of Western AustraliaのDaniel J. Green氏らは、中高年男性を対象としたランダム化比較試験(RCT)において、12週間のテストステロン補充療法と運動プログラムが血管機能に与える影響について検討。運動プログラムは血管内皮機能を有意に改善した一方、テストステロン補充療法には有意な影響が見られず、運動に同療法を追加した場合も有意な追加効果は認められなかったとする結果をHypertension(2021; 77: 1095-1105)に発表した。
◎この記事のポイント
- 肥満状態の中高年男性80例が対象
- 運動プログラムでFMDが有意に改善
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