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Framingham Heart Study

ふらみんがむはーとすたでぃ

  • 2017年02月10日公開

1948 年10 月米国ボストン郊外のフラミンガムで心血管疾患の原因を探るために開始された長期の観察疫学研究。開始当時,米国の死因の80%が循環器疾患によって占められていたが,当研究によって,感染症研究の手法であった「疫学」を,はじめて循環器疾患に取り入れて冠動脈疾患の原因を追及し,その後の30 年間で米国の心血管疾患発症率を半減させることに成功した。

冠動脈疾患の原因,すなわち「危険因子(リスクファクター)」という用語を最初に用いたのが当研究である。この研究から喫煙,高コレステロール,高齢,高血圧などの危険因子が同定されてきた。また,統計手法の開発も行われ,後に続く疫学研究に影響を与え続けている。現在も,引き続き,データを提出している。

一方,日本人の脳卒中の実態解明を目的として1961 年から開始されたのが久山町研究である。久山町の住民は日本の全国平均とほぼ同じ年齢・職業分布を持っていることから,平均的な日本人集団であると判断し,研究対象とした。久山町研究では,40 歳以上の住民を5 年ごとに集団に新しく加えているため,生活習慣の移り変わりの影響や,危険因子の変遷も知ることができる。遺伝子解析によるゲノム疫学にもテーマが広がってきている。

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